2016年8月20日土曜日

山は霧の中

白馬での滞在はスキーの学生大会で知られている岩岳
12年前に亡くなった妹の家です
以前は毎年のように訪れていましたが
今回は5年ぶり
ちょうど姪も成人式で帰省しており
一緒に山に付き合ってくれることになりました

山岳ガイドでもある
姪の父親、Nobuyaさん(妹の旦那さんです)も
同行してくれるというので
ありがたく、とても心強かったのですが…

8時になっても家からみえる山はこんな感じ
ガスっています
オリンピックを見ながら
様子を見ていたのですが
さすがに11時頃に見切り発車
車で八方尾根登山の玄関口である
黒菱にむかいました

リフトを乗り継ぎ八方山荘へ
そこから八方池、時間が許せば唐松岳へ
妹がいたころはよくいったコースです

ところが!
黒菱に近づくにつれ霧深く
雨粒が落ちてきました
登る車も少なく
道路を牛が占拠しています




一応黒菱には着いたのですが
雨足が強くなり
リフトにのったらずぶぬれになりそう
しばらく駐車場で様子を見ていましたが
断念! 
ゆったりと草を食む牛さんたちを
横目にみながら山を下りました

そして連れて行ってもらったのは
白馬から40分ほど長野方面に走った中条にある
やきもち家という古民家
標高は白馬の山々にくらべると
そこまで高くありませんが
くねくねとした山道を登るにつれ
とても山深い山村(といってもほとんど家は見当たりません)の
風景がひろがってきました
道をのぼりきったところに
忽然とあらわれるかやぶきの古民家が
やきもち家です
近くの集落から移築されたかやぶきの宿
日帰り温泉や食事処も併設されています 
中にはいるとこんな感じ
黒光りする梁や囲炉裏に心癒されます
そこでお昼ご飯をいただきました
まずは、おすすめの灰焼きおやき
強力粉を練った皮で具材をつつんだおやきを
囲炉裏の灰を使って蒸し焼きにしたもので
やきもち家では今では珍しくなった
昔ながらの手法でやきあげているそうです
皮はうすいですが
しっかりとした食感
なかなか手ではちぎれません
美味しい! 
これはピリ辛
野沢菜と切り干し大根がこれでもかというほど
ぎっしり詰まっています 
野沢菜はもちろんのこと
あずきも最高
どれも今まで食べたおやきの中で一番でした

そしてメインはぶっこみ
幅広のうどんと季節の野菜がたっぷりはいっています
信州版ほうとう
やさしい家庭的なおいしさです
唐辛子が添えられ、お好みでどうぞ!
とのことでしたので入れてみました
辛いけどこれも美味
寒い日にはより最高でしょう
おなかがはちきれんばかりになりました

さて帰路
もしかして晴れているかもしれないから
もう一度黒菱にいってみよう!と姪
きっと翌日には帰らなくてはならない
私のことを気づかってくれたのでしょう

雨はやんでいましたが
八方山荘方面はまだ霧
食事を終えた牛さんたちがたくさん集まって
ゆったりとくつろいでいます
あと数十分ほどすれば霧があがりそうでしたが
帰りのリフトの時間があるので
やはり断念
途中の北尾根高原(標高1200メートル)で
車をおろしてもらい
…ここまで下ると青空がひろがっていました
ふりかえると八方尾根もガスがあがっていき
リフトの終点あたりまでみえてきています
ここには最近温泉もできて
日の出鑑賞なども楽しめるそうです
しばし散策し
リフトにのって下山しました
絶景!
山歩きはできませんでしたが
十分楽しませてもらいました

岩岳にもどると
こちらも青空です
夏の岩岳スキー場(逆光)
周辺唯一のポケストップである
観音原
そして… 
姪が生まれる少し前に
Nobuyaさんと妹が知人の助けをかりながら
自分たちの手で建てた夢のログハウスです
先の震災でもびくともしてません
おりしもそばの花が満開でした 

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